下は藁が敷いてあって 暖かいし
餌は 誰かが 好みのものを置いてくれる
外敵もいなくて 程よく風が通り換気もしてくれる
そういえば、僕は 一体どこから来たの?
えっと、どこだったっけな?
どこから来て、どこへ行こうとしていたの?
確か、あの空を飛んでいた時、
ここに立ち寄って
少しばかり 休んでいたら
気付いたら ここに居たんだった
僕は 何色の羽根をして どれくらいの大きさで
どこへと飛んでゆくのかな?
悠々自適
僕の 自由さは果てしなく
何もかも 空を通れば
貫き どこまでもいける
飛び方はきっと 思い出せるはずさ
一度飛べたら 飛べるのだろう
僕の 羽根の色を そう 見たことがある
とても美しい
跳ね返るような光を飾して
太陽と月までもが 僕に 力を与えてくれる
大丈夫
その籠はもう必要ない
僕の 空はそこにあるよ
